失恋した時って男性の方が立ち直りが遅いのはご存じでしょうか?
女性は実は失恋しても切り替えが早く、別れてから1ヶ月以内に別の彼氏ができていた…なんてこともあるようですが、男性はずっと別れた彼女のことが忘れられず引きずってしまうことが多いんですよね。
でも実はこれはあなたのせいではなく、脳科学が関係していたんです。
今回は失恋した時の立ち直り方を脳科学に基づいて解説していくので、これを読んで男性の皆さんは早々に過去を断ち切って新しいスタートを切ってくださいね!
失恋した時の脳科学徹底解説!

失恋するとしばらくは元カノのことが頭から離れなくなりなかなか立ち直れないってことありますよね。他に何も作業が進まないし、うまくいかなくなってしまうなんてこともあり得ます。
実はそれは脳の働きと大いに関係しているんです。恋をすると脳内快楽ホルモンであるドーパミンが大量に分泌され、それにより相手の欠点が見えなかったり楽しい、幸せといった気分になります。
しかし失恋をするとそのドーパミンの供給が一気に減ってしまうので心が憂鬱になってしまいます。
さらに心を回復させようとしても、心を落ち着かせる脳内ホルモンであるセロトニンは恋愛中に下がった状態になったままなので、失恋してもすぐには元に戻りません。これが失恋後なかなか立ち直れない所以です。
脳科学的にはドーパミンを出せば立ち直ることができてしまうんです。
それではドーパミンを出すためにはどうすれば良いのでしょうか?
手っ取り早くドーパミンを絞り出す方法5選!

ドーパミンを絞り出すにはいくつかの方法があります。
ここで重要なポイントとしては、ドーパミンは『食事』、『行動』によって分泌されるということです。
今回は失恋後にすぐ実践できる順に並べてみましたので早速みていきましょう。
①美味しいご飯を食べる
失恋した後は甘いものが食べたくなったりやけ食いしちゃうことってありますよね。でもむやみに食べると太ってしまったり体にあまりよくありません。
ドーパミンの原料はタンパク質です。タンパク質の生成には必須アミノ酸のトリプトファンが必要となります。同時に心を落ち着かせる脳内ホルモンであるセロトニンも必須アミノ酸が必要です。
トリプトファンは不足すると不眠症や睡眠の質を低下させてしまう原因になりますので、タンパク質とトリプトファンの合成を促進するビタミンB6も一緒に摂取すると良いでしょう。
トリプトファンは大豆食品・肉・魚に多く含まれます。ただ、動物タンパク質に含まれるアミノ酸はトリプトファン脳へ取り込みにくくしてしまうので植物性タンパク質を優先して接種すると良いです!
カフェインやスパイスなどの刺激成分もドーパミンを増やすので麻婆豆腐がおすすめですよ!
動物性タンパク質を摂取する場合はビタミンB群も必要なので、ニンニクや炭水化物・穀類・芋類・果物を一緒に接種すると良いです。
ニンニクマシマシ牛丼や肉じゃが、生ハムメロンがおすすめです。
②好きな音楽を聴く
好きな音楽、特にアップテンポや明るい曲を聴くと気分が上がりますよね。それはドーパミンが出ている証拠なんです。
りりは失恋した時はPOPミュージックか大好きなメタルの曲を聴いてました。好きなものを前にしているとそちらに意識が集中するので失恋した時の気持ちを忘れるにはもってこいです。
③スポーツや仕事などで体を動かす
日頃からスポーツをする人はスポーツをしたり、ジムに行って体を動かしたりするとドーパミンが分泌されます。
もしくは仕事で忙しい人はとにかく仕事をしまくって仕事に集中するのも効果的です。
とにかく失恋した時のことは考えず夜はそのまま好きな音楽を聴きながら寝てしまいましょう。
④Netflixで好きな映画やドラマを見る
とにかく別の行動をしたり好きなことをすることで気持ちを切り替えることができます。
これもドーパミンの働きと関係していて、趣味や好きなものに集中していると楽しい気持ちがどんどん出てきますよね。これはドーパミンがちゃんと供給されている証拠です。
行き場の失った気持ちを埋めるためにも、今は誰とも会いたくないという人には特におすすめの方法です。
⑤20分散歩する
これはとにかく少しで良いから体を動かすことが重要で、人間って動いていないとやる気をつかさどる脳の働きが鈍くなります。
よってウォーキングなどの有酸素運動を行い脳を覚醒させてドーパミンをドバドバ出していきましょう。
(飲酒とメンタルヘルスとの関係 引用https://heisei-ikai.or.jp/column/drinking-mentalhealth/)
立ち直るためにやってはいけないコト3選

せっかく立ち直りそうになってもやってはいけないやりがちな行動をしてしまい、そのままズルズル失恋を長引かせてしまうことがあります。
そんな代表的な例を紹介していきますので、今その行動をしてしまっている方はドーパミンを出す方法を試すようにしてくださいね!
①ヤケ酒
お酒は脳の動きを鈍らせ、思考をおぼつかなくさせます。よく失恋した時は飲みに行って忘れようとする動きがありますが、それはかえってドーパミンの供給を減少させ意欲を低下させてしまいます。
また、イギリスのオックスフォード大学とロンドン大学の研究チームが飲酒に関して研究した結果では、飲酒量が多いことで記憶や空間認知を司る海馬が萎縮してしまうリスクが高いということもわかっています。
お酒が好きで、お酒を飲むと楽しくなりドーパミンが出るということももちろんありますが、飲酒によりドーパミンを分泌させ続けるとその感覚に耐性がついてしまい、結果アルコール依存になってしまうことがありますので気をつけてください!
②SNSや元カノとの思い出の品・写真をつい見る
これは誰でもよくやってしまうことだと思いますが、気分が落ち込んでいる時は特に情緒が不安定になってしまいますよね。
恋をしているときは脳の中の他者の感情の認知に関わる扁桃体周辺の活動が低下するため常にある種の興奮・陶酔状態にありストレスを感じにくくなると言われています。
しかし、その相手がいなくなってしまうことによって崩壊し、「これまで作り上げてきた習慣が全てなくなってしまう」、「もう1度一からつくり直さなければならない」という事実がストレスになるのです。
失恋をすると、コルチゾールやアドレナリンなどのストレスホルモンが通常時より多量に分泌されてしまいます。それによりストレスから鬱になることがあるのです。
そういったストレスホルモンの分泌を減らすためにも思い出をみてストレスを溜めるよりも、ドーパミンといった快楽ホルモンを分泌し緩和することがおすすめです。
③何もせずじっとする
先のドーパミンを絞り出す方法でも述べたように、体を動かすことにより快楽ホルモンは分泌されやすくなります。
しかしじっとしているとドーパミンを分泌するどころか余計なことまで考えてしまい、鬱になってしまいます。
人間は本来四足歩行から二足歩行に進化した生き物ですが、手が空いたことにより頭で考えることができるようになりました。人間暇になると頭で色々と考えるようになってしまいます。
特に失恋時は不安障害に陥りやすく、マイナスな思考に陥りがちです。不安は一過性で原因が明確なタイプと持続的で原因が曖昧なタイプに分けられます。一過性は「相手に嫌われたらどうしよう」などの明確なパターンです。持続的は「明日富士山が爆発したらどうしよう」といった不明確なパターンです。
自律神経が乱れると不安を感じやすくなるので、失恋時は自律神経を整えることに専念すると良いです!
「時間がある」という状態は不安を作り出し、毎日忙しくすればある程度不安を感じる時間がなくなるので、何かすぐできることに没頭している状態を作り出すと不安を感じにくくなります。
しかし無理に忙しくしすぎると睡眠障害を引き起こし、帰って自律神経が乱れたり、鬱になりやすいので気をつけてくださいね!
(失恋が脳、身体、心臓に及ぼす影響とは? 引用)
失恋にはこの言葉が効く!名言集

失恋の時ってやっぱりセンチメンタルな気分になるのでいろいろな影響を受けやすいんですよね、そんな時に心に響く先人達の名言集をまとめましたのでゆっくり見ていってくださいね!
・男女の仲というのは、夕食を二人っきりで三度して、それでどうにかならなかった時はあきらめろ。(小津安二郎/映画監督、脚本家/1903~1963)
・枯れない花はないが、咲かない花はある。(西尾維新/小説家、漫画原作者/1981~)
・われわれを恋愛から救うのは理性よりも多忙である。(芥川龍之介/作家/1892~1927)
・Tis better to have loved and lost than never to have loved at all.
一度も愛したことがないよりは、愛して失った方が、どれほどましなことか。(テニスン/英国の詩人/1809~1892)
・Time heals griefs and quarrels, for we change and are no longer the same persons. Neither the offender nor the offended are any more themselves.
時は悲しみと口論の傷を癒す。人はみな変わる。過去の自分はもはや現在の自分ではない。悩む者も悩ます者も、時がたてば別人になる。(パスカル/フランスの哲学者、思想家、数学者/1623~1662)
・Your life would be very empty if you had nothing to regret.
何も後悔することがなければ、人生はとても空虚なものになるだろう。(ゴッホ/オランダの画家/1853~1890)
・The heart was made to be broken.
心は壊れるために作られた。(オスカーワイルド/アイルランドの詩人、作家、劇作家/1854~1900)
・Those who have courage to love should have courage to suffer.
愛する勇気がある者には、必ず苦しむ勇気がある(アントニー・トロロープ/英国の作家/1815~1882)
・多くの女性を愛した人間よりも、たった一人の女性だけを愛した人間の方が、遥かに深く女というものを知っている。(トルストイ/ロシアの小説家、思想家/1828~1910)
・人はしばしば故意に欺かれ、恋に傷つき、不幸にもなる。それでも人に恋するのだ。(アルフレッド・ルイ・シャルル・ド・ミュッセ/フランスの作家/1810~1857)
・始まりと呼ばれるものは、しばしば終末であり、終止符を打つということは、新たな始まりである。終着点は、出発点である。(T・S・エリオット/イギリスの詩人、劇作家/1888~1965)
・人は人に捨てられたりなんかしない。自分が自分を捨てることしかできないよ(吉本ばなな/女性作家/1964~)
・別れの辛さに馴れることは決してありません。幾度繰り返しても、別れは辛く苦しいものです。それでも、私たちは死ぬまで人を愛さずにはいられません。それが人間なのです。(瀬戸内寂聴/小説家、天台宗の尼僧/1922~2021)
・カネがなくてもくよくよするな。他人に一時預けていると思え。いずれ自分のところに回ってくる。女もそうだ(高田純次/コメディアン・俳優/1947~)
・女が男の友達になる順序は決まっている。まずはじめが親友、それから恋人、そして最後にやっとただの友だちになる。(アントン・チェーホフ/ロシアの劇作家・小説家/1860~1904)
先人達もたくさん恋をして失敗してを繰り返しているんですよね、個人的にはりりが失恋した時は「私はきっと誰よりも輝いていたし、この世には男なんて腐るほどいるんだから前を向いてもっといい男探すことに時間を使おう」とか「こんないい女逃すなんてもったいないな〜」と思うようにしてます。
今はまだその人が一番だと思ってしまうかもしれませんが、他にもたくさんいるし!と気楽に考えたら気が楽になりました。自分の気持ちを大切に切り替えることが心に良い影響をもたらしますよ!
みなさんも自分を救う名言で心機一転狙ってみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?男性と女性で感じ方は違うので、失恋の立ち直り方も違うのですが、少しでも気を紛らわせることができたら嬉しいです!
今後もこういった恋愛やモテテクに関する記事やショート動画をどんどん更新していくので、ぜひ他の記事も見て頂けると嬉しいです。
